Mohiの備忘録〜京大生に聞いてみた〜

受験生の子供を持つ親の方々に向けて、受験のノウハウが何もない一家から紆余曲折あり京都大学に辿り着いた筆者の経験をシェアします。また京都大学の学生から勉強法を盗んで体系化し、備忘録としていきます。

誰も勉強法を教えてくれなかった

Mohiです。

京都大学に入るまで、誰も勉強法を教えてくれませんでした。私が、勉強の仕方を学び、試験に向けた計画を立て、狙った成績を取ることができるようになったのは、京大において周りの友人を観察し、質問攻めにしたからです。

 

受験の経験に乏しい家庭環境

私が京大に入学したとき、両親や親戚はとても感激していました。親戚を見渡しても大学卒業者がかろうじて何人かいる程度、学業の分野で成功を修めた人はいません。また理系出身者はおらず、理系的な思考法や問題解決法を有している人もいません。なので、今思えば受験に関する親のアドバイスや環境づくりはあまり効果的ではありませんでした。受験に関する方法論も、受験に立ち向かうマインド作りも、教えてくれる人はいませんでした。(子供目線での環境づくりについては、また後日体系的にお伝えします)

 

中堅の中高一貫校、その実情

私が小学校の最後の2年間の塾通いの末に入学したのは、偏差値56程度の中堅私立中高一貫校でした。受験失敗組といっていいと思います。(といっても地元の公立中学の荒れ具合を考えたら結果オーライなのですが)このブログでお伝えする必要があることの1つなのですが、このような立ち位置の中学というのは悲惨です。あまり周りの生徒も賢いとは言えず、教師においても、受験のノウハウを有している人が少ないのです。(多くはその学校の卒業生なので)なので、進路指導と称していろいろ吹き込んでくるのですが、志望校の選び方から勉強方法までとても的外れです。先生は皆どこかしらの4年生大学を卒業したのみで、自身は受験において高いパフォーマンスを発揮することができていません。高い学費を払いつつも、結局は塾や予備校に通わなければいけないのです。

 

また、中高一貫校では高校受験がありません。なので教室はぬるま湯状態。先生の統率能力の如何によっては学級崩壊のようになるケースもあります。勉強に対するモチベーションを保つのが非常に難しくなります。自身のお子様が中堅私立中学に入学された場合は、十分注意をしてもらいたいと思います。

 

「勉強法」を教えるための時間は設けられていない

京都大学に入るまで、私は勉強法がわからず苦しみました。それこそ本当に何もわからなかったのです。ノートのとり方もわからなかったし、どのような姿勢で授業を聴いたらいいのか、問題演習をどのように行ったらいいのか、何もわかりませんでした。結局手探りで自分のスタイルを確立していくものだと思うのですが、的はずれな方法を身に着けてしまうと、テストで点数が取れないガリ勉くんが出来上がってしまいます。京大に入ってから、優秀な層の勉強法は、根本でつながっていることに気づきました。

 

子供の勉強方法が確立されていっているか、またそれが非効率なものではないか、注意を怠らないで頂きたいと思います。

 

Mohi

 

 

京都大学に入るためには優等生じゃなくていい

Mohiです。

今回は私の経験から、京都大学の受験がいかに「手を抜く」ことができるかをお伝えしたいと思います。

 

センター試験を「ほとんど」気にしなくてよい京都大学

京都大学に入学するのに、全教科まんべんなく得点する必要はありませんでした。仮面浪人をしながらの受験ということもあるのですが、私は初日の英語、国語、地理だけ勉強して受験をし、2日目の理数系課目は対策をほとんどしませんでした。(センター試験に特化した対策、という意味です)

 

東京大学を受けるには、全教科で高得点を出さないと足切りにあってしまいます。ですが京都大学のほとんどの大学では足切りはありませんし、こと工学部においては理数科目はセンター試験では問われません。センター試験に特化したテクニック的な勉強をする必要が、ほとんどないのです。

 

私は2日目はただ受けにいくだけでした。座っているだけ、というわけではありませんが、気楽に問題を解いていました。

 

農学部等他の大学では、全てのセンター試験の成績が問われます。しかし2次試験に比べて得点の比率がかなり小さいため、やはりセンター試験に特化した対策にのめりこむ必要はありません。

 

数学の公式をだいぶ忘れて2次試験を受けにいった話

別の記事で詳しく書きたいと思いますが、私は仮面浪人をしていました(大阪府立大学で)仮面浪人なので、受験勉強をする時間を確保することは難しく、2次試験直前の2月頭までは大学の定期試験の勉強をしていました。定期試験が終わると、受験に関する知識がかなり抜けていました。あまり時間は残されていない、ということで、2次試験までは短期間で伸びると思われる物理の勉強ばかりしていました。

 

勉強の計画を立てるのは下手だったため(この点は京都大学に入学し、優秀な先輩や友人を研究することで改善します)、物理の勉強をしている間は他の教科は放置していました。結果、受験当日になって数学の基本的な公式や解き方がかなり抜け落ちていることがわかりました。

 

ですが、これは京大工学部の入試の性質なのですが、全体として半分そこそこの点数がとれれば、致命的に得点できない教科があっても通ってしまいます。私は英語と物理が非常によくできたため、数学があまりできずとも通ってしまいました。(ほとんど完答はできず、思いついたことを書いて部分点をとっていました。)

 

このように勉強や、計画を立てることは非常に苦手であったのですが、大学に入学してから改善することになります。もう少々お待ちください。

 

 

このブログで書かなければならないこと。

はじめまして、Mohiです。

 

ブロガーになりたいわけではありません。しかし、私のTwitterをフォローしてくださっている皆さんに少しでもいいお話をしようと思うと、こういう場が必要になると思いまして、この度ブログを開設いたしました。

 

私は幼少期から教育に力を入れてもらったものの、あまり結果はふるいませんでした。仮面浪人をしつつなんとか京大には入れたのですが、周りは本当に優秀(そうに見える)学生ばかり。彼らと自分を比べてしまい、劣等感を感じていました。

 

「積極的留年」を繰り返すうちに、医学部をはじめとして優秀な人脈は増えていきました。ある時、彼ら(と彼らの家庭)にあって自分(と自分の家庭)に無いものは何なのか少しづつ気づいていきました。それと同時に、生まれてから20年以上よくわかっていなかった勉強法も習得していき、良い成績をとることができるようになりました。

 

予備校に通ったり高額の講習をいくつも申し込むも、それらを活かすことができず、お金を無駄にしてきたと思います。せめて、長い学生生活と、京都大学で収集したノウハウを発信したいと考えています。

 

どうぞよろしくおねがいします。

 

Mohi