Mohiの備忘録〜京大生に聞いてみた〜

受験生の子供を持つ親の方々に向けて、受験のノウハウが何もない一家から紆余曲折あり京都大学に辿り着いた筆者の経験をシェアします。また京都大学の学生から勉強法を盗んで体系化し、備忘録としていきます。

京都大学に入るためには優等生じゃなくていい

Mohiです。

今回は私の経験から、京都大学の受験がいかに「手を抜く」ことができるかをお伝えしたいと思います。

 

センター試験を「ほとんど」気にしなくてよい京都大学

京都大学に入学するのに、全教科まんべんなく得点する必要はありませんでした。仮面浪人をしながらの受験ということもあるのですが、私は初日の英語、国語、地理だけ勉強して受験をし、2日目の理数系課目は対策をほとんどしませんでした。(センター試験に特化した対策、という意味です)

 

東京大学を受けるには、全教科で高得点を出さないと足切りにあってしまいます。ですが京都大学のほとんどの大学では足切りはありませんし、こと工学部においては理数科目はセンター試験では問われません。センター試験に特化したテクニック的な勉強をする必要が、ほとんどないのです。

 

私は2日目はただ受けにいくだけでした。座っているだけ、というわけではありませんが、気楽に問題を解いていました。

 

農学部等他の大学では、全てのセンター試験の成績が問われます。しかし2次試験に比べて得点の比率がかなり小さいため、やはりセンター試験に特化した対策にのめりこむ必要はありません。

 

数学の公式をだいぶ忘れて2次試験を受けにいった話

別の記事で詳しく書きたいと思いますが、私は仮面浪人をしていました(大阪府立大学で)仮面浪人なので、受験勉強をする時間を確保することは難しく、2次試験直前の2月頭までは大学の定期試験の勉強をしていました。定期試験が終わると、受験に関する知識がかなり抜けていました。あまり時間は残されていない、ということで、2次試験までは短期間で伸びると思われる物理の勉強ばかりしていました。

 

勉強の計画を立てるのは下手だったため(この点は京都大学に入学し、優秀な先輩や友人を研究することで改善します)、物理の勉強をしている間は他の教科は放置していました。結果、受験当日になって数学の基本的な公式や解き方がかなり抜け落ちていることがわかりました。

 

ですが、これは京大工学部の入試の性質なのですが、全体として半分そこそこの点数がとれれば、致命的に得点できない教科があっても通ってしまいます。私は英語と物理が非常によくできたため、数学があまりできずとも通ってしまいました。(ほとんど完答はできず、思いついたことを書いて部分点をとっていました。)

 

このように勉強や、計画を立てることは非常に苦手であったのですが、大学に入学してから改善することになります。もう少々お待ちください。